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LONG-TERM RATE BELOW ZERO

長期金利 初のマイナス
2016年2月9日(火)のニュース

カテゴリ : 経済
英語タイトルのLONG-TERM RATE BELOW ZEROは「長期金利がゼロより下(にある)」です。
世界経済の先行きに対する懸念から主要市場で株価の大幅下落が続くなか、比較的安全な資産である国債の買い注文が急増し、日本の長期金利の代表的な指標である10年もの国債の利回りが初めて0パーセントを下回り、マイナスの金利をつけました。1月に日銀がマイナス金利(negative interest rate)の導入を決めたことを受けて、長期金利は低下を続けていました。
金融問題について語るための表現を覚えましょう。




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LONG-TERM RATE BELOW ZERO

Investors are taking cover from a global market upset in the safety of more stable assets. They're offloading stocks and seeking out secure options such as Japanese government bonds instead.
On Tuesday, the yield on 10-year JGBs dropped below zero for the first time ever. When the bond price goes up, the yield goes down. It fell to minus 0.035 percent and ended just a little bit above that, at minus 0.025 percent.
Bank of Japan policymakers announced a negative interest-rate policy late last month. Since then, long-term rates have been falling. It's causing a rally in the bond market. That's because many commercial banks would rather park their money in JGBs than keep it at the BOJ, where they will continue to make a loss.

長期金利 初のマイナス

投資家たちは、世界的な市場の急降下から身を守るため、より安定した資産のもとへ集まっています。株式を手放し、代わりに日本国債などの安全な選択肢を求めているのです。
火曜日(2月9日)、10年満期の日本国債の利回りが、初めて0パーセントを下回りました。国債が値上がりすると、利回りは下がります。(10年ものの日本国債の)利回りは一時マイナス0.035パーセントまで下がり、それより僅かに高いマイナス0.025パーセントで取り引きを終えました。
日本銀行が先月下旬にマイナス金利政策を発表して以来、長期金利は下がり続け、それが原因で国債価格が急上昇しています。それは、多くの民間銀行が日銀に資金を預け続けて損失を出すより、日本国債で資金を運用する選択をしているからです。