
アリとハチ
むかし、むかしアリさんとハチさんが浜辺を散歩していました。
「さかな。」とアリさんとハチさんが一緒に言うと魚を目がけて走っていきました。
「僕が最初に見つけたよ。」とハチさん。
「私が先よ。」とアリさん。
とうとう喧嘩が始まってしまいました。
ハチさんは、その魚がニシンであることに気づきました。ハチさんはアリさんに言いました。
「アリさん、九九知ってる。」
「もちろん、知っているわよ。」
「じゃ、弐四はいくつ。」
「ハチよ。」
「ニシンはハチよ。僕のもんだよ。」
魚はハチさんのものになりました。
しばらく行くと、またさかなを見つけました。
「私が最初に見つけたわ。」
「僕が先だよ。」
また喧嘩が始まってしまいました。
アリさんは、その魚がタイであることに気づきました。
「ハチさん、Thank youっていう英語知っている。」
「もちろん、知っているよ。ありがたいだろう。」
「そうよ、アリがタイよ。私のものよ。」
ふたりは仲良く家に帰りました。