こぶとりじいさん

old man 昔、昔あるところに大きなこぶをもつおじいさんが住んでいました。ある日おじいさんは山へしばかりに行きました。突然雨が降ってきたので、おじいさんは小さなお堂の中に逃げ込みました。やがておじいさんは眠ってしまいました。
old man お堂の外のにぎやかな音でおじいさんは目を覚ましました。沢山の鬼たちが音楽に合わせて踊ったり、お酒を飲んだりしていました。おじいさんも踊りたくなって、お堂から出ると鬼たちの輪の中に入ってしまいました。おじいさんの踊りのうまさに鬼たちも大喜びです。夜が明ける頃、鬼のかしらがおじいさんに言いました。
old man 「実に踊りが上手じゃ。また明日の夜来なさい。それまでお前さんのこぶを預かっておく。」と言ってこぶを取ってしまいました。
おじいさんは家に帰るとおばあさんに話しました。ところが隣りのいじわるじいさんが聞いていました。
old man 次の夜、いじわるじいさんはお堂に隠れると鬼が来るのを待ちました。しばらくすると鬼たちがあらわれ、踊り始めました。いじわるじいさんは鬼が恐くてしかたありません。でもこぶを取ってもらいたいので鬼の輪の中に入って踊り始めました。でも踊りも歌もとても下手です。鬼たちはとても怒ってこぶをつけてしまいました。(2002.2.23)


The man who has a lump